日本と言えば、お寿司。カナダと言えば、サーモンかメープルシロップのイメージが強いのではないでしょうか?
今回は、カナダのお土産の定番「メープルシロップ」について、少し説明してみたいと思います!
そもそもメープルシロップとは?
メープルシロップが生産されるのは、シュガーブッシュと呼ばれる「サトウカエデ」の原生林が広がる、カナダ南東部を中心とするごく一部の地域に限られているそうです。
Sugar Maple(サトウカエデ)という木から抽出される「Sap」と呼ばれる樹液を煮詰めてできたものがメープルシロップです。(煮詰めているものだったのですね。)
そして、(2014年のデータとなりますが)カナダのメープルシロップの生産量は、世界の79%を占め、年間6万2,000トンを生産しています。「メープルシロップといえばカナダ」という考え方は間違っていないようですね!
また、内、世界の71%の生産は、カナダ・ケベック州で、世界最大の生産地だそうです。
ご存知でした?日本への輸出は第2位!
そうなのです、メープルシロップのカナダの輸出国として日本は第2位なのです。やはり日本人のお口にはメープルシロップは合うのですね。(2014年度輸入量:約2,800トン)
ところで、純粋なカナダ産メイプルシロップには、ボトルに
●原材料名「カエデ樹液」「メープルシロップ」「楓糖液」など
と記載されています。
最近はメープル・シロップも、デパートに行かなくても、日本の近所のスーパーでも買える時代です。では、カナダのお土産として、どんなメープルシロップを購入したら良いのでしょうか?
樹液の採取時期によってメープルシロップの色や味は異なります!
メープルシロップは、樹液の採取時期によって、色や味が異なります。採取時期の初めの頃は、色が薄く繊細な味。採取時期が遅くなると色は濃くなり風味が増すそうです。
カナダとアメリカでの異なる基準を調和させるため、全てのグレードが「Canada Grade A」というカテゴリーに属してそうです。(お肉じゃないですが、「Grade AAA」はないのかとつい探してしまいそうですが、ないと言う事ですね。)
では、メープルシロップの種類について。
1.ゴールデン(デリケートテイスト)
GRADE A -GOLDEN COLOR / DELICATE TASTE
最も採取の時期が早い樹液で作られる。
淡い色調
デリケートな風味が特徴
主に料理やパン、お菓子にそのままかけて使われる。
2.アンバー(リッチテイスト)←市場で一番多くみられるタイプ
GRADE A -AMBER COLOR / RICH TASTE
「ゴールデン」の後に採取される樹液から作られる。
美しい琥珀色
味わいがある
様々な料理、パン、お菓子に適している。
3.ダーク(ロバストテイスト)
GRADE A -DARK COLOR / ROBUST TASTE
「アンバー」より、更に後に採取される樹液から作られる。
メープルの独特の風味が増す
お肉やお魚料理に適している
4.ベリーダーク(ストロングテイスト)
GRADE A –VERY DARK COLOR / STORONG TASTE
採取時期の最後に採取される樹液。
メープルの風味が更に濃くなる
お肉やお魚料理に適している。
選ぶことが出来るのも、醍醐味!
このように、メープルシロップを、収穫時期、色、風味、またどんなお料理に使うかなどによって、選ぶことが出来るのは、「メープルシロップ生産量が世界一のカナダ」ならでは!ではないでしょうか。
もちろん、かわいいボトルに入っているものや、綺麗な形のビンに詰められたインテリアとしても素敵なメープルシロップを見た目だけで選ばれても良いと思います。
コメント