ズッキーニは、人工授粉しなくても自然受粉で実をつけることが多いです。しかし、確実にズッキーニを収穫したいときや、蜂などの昆虫が少ない時には、人工的に受粉させてやる方がよいでしょう。
ズッキーニの人工授粉はとても簡単なのですが、タイミングよく行うことが大切です。ズッキーニの人工授粉の方法と雌花と雄花の見分け方などについて、記事にまとめてみます。
ズッキーニの雌花と雄花の見分け方
ズッキーニには、一つの株に雌花と雄花が付きます。うちの畑のズッキーニを観察していると、雌花よりも雄花の方が数が多く、上方に花を咲かせることが多いような気がします。雌花は比較的根っこに近い部分に花を咲かせることが多いです。
ズッキーニの雌花と雄花の見分け方は、カボチャなどと同じで、花の付け根が膨らんでいるかどうかで判断します。上の画像は雄花ですが、付け根にふくらみがなく、スッキリしています。一方、雌花は以下のように花の付け根にふくらみがあり、ズッキーニの赤ちゃんが付いています。
気を付けたいのは、開花する時間で、人工授粉を成功させるためには、雌花が開花している確率が高い午前中に行うことがおすすめです。
午後になると、雄花は開いていても、雌花は閉じてしまうことがあります。午前中、特に9時以前であれば比較的雌花が咲いている可能性が高いです。
ズッキーニの人工授粉やり方
ズッキーニの人工授粉の方法について説明します。
まず、雄花を摘み、その花びらを取り除きます。こうすると中央にある雄しべがむき出しになるので作業がしやすくなります。
そして、ズッキーニの雌花の中心にある雌しべに、雄しべをこすりつけるようにして花粉をつければOKです。これで、人工授粉は完了。
受粉して数日から1週間で、きれいなズッキーニが収穫できると思います。
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