鴨の丸焼き、つまりローストダックは、北米やヨーロッパでは比較的よく食べられる料理みたいです。私は特別鴨肉が好きというわけではないんですが、今年になって何度か丸焼き用のダック(鴨)がお安く売られているのを見つけて購入することが多くなりました。
それで、オーブンで焼くだけのシンプルなローストダックなんですが、何度か作っているので、そろそろレシピを書いておこうかなと思います。
シンプルなローストダック(鴨の丸焼き)のオーブンレシピ
ローストダックはいろいろ作り方があるようですが、私はできるだけシンプルに済ませるようにしています。ソースに凝るのもいいかと思いますが、塩コショウだけでも十分おいしいのです。
材料:
- ロースト用のダック(鴨):だいたい2.5㎏くらいの冷凍を使います
- 中に詰めるもの:玉ねぎ、セロリやハーブ、その他リンゴなどもいいみたい
- 塩コショウ、ガーリックなど好みで
画像は今回使用した、ローストダック用の鴨、丸ごと一羽、冷凍です。2.4㎏の大きさで10カナダドルはお安い! ちゃんと、華氏350度で2.5時間焼けとマークも入っています。
下準備
- 冷凍してある鴨は冷蔵庫で2日以上かけて解凍する。
- 焼く当日は、1~2時間前には室温にだして完全に中まで解凍させる。
- 鴨の中に鴨の首と内臓が入っている場合はそれを取り出し、きれいに洗って水分を取っておく。内側の水分もキッチンペーパーなどでふき取る。
- お尻周りには脂肪がたくさんついているので、取り除いておく。
- 皮にフォークなどで数か所穴を開け、塩コショウなどで味付けする。
- 内臓部に適当な大きさに切った詰め物を詰める(玉ねぎとかセロリ、ハーブなど)。
- オーブントレーにアルミホイルを敷いて(焼いている間に出てくる油を取り除くため)、胸を上側にして鴨を置く。お尻を閉じて準備完了。
今回私は、黒コショウと塩麹を鴨にすりこみ、ガーリックパウダーも少量振りかけています。
鴨の首はスープにします。内臓は、醤油で甘辛く煮てもいいですが、少量なので面倒なときは捨ててしまうこともあります。
焼き方
- オーブンを160℃に温める。
- お尻を閉じて、胸を上向きにした状態で、トレーにいれてオーブンで焼く。
- 最初の30分くらいはそのままで焼き、そのあと上からアルミホイルをかぶせて焼き続ける。
- 途中、油がたくさん出てくるので、30分おきくらいにこれを取り除く。ついでに鴨の皮にもオイルをかけてパリっとさせてみようかな。
- 焼き時間は2時間から2時間半くらい(500gにつき30分が目安)ですが、適宜様子を見ながら。
- 焼きあがったら冷ましてから切り分ける。
ローストしている間に出てくる油分は取って置き、後日別の料理に使います。これでジャガイモをソテーするだけでも美味しいので、捨てずに使いましょう(この大きさの鴨で、だいたい300~400mlくらいの油がでるんじゃないかと思います、測ってないけど計量カップでは足らないので)。
本当はもっと手をかける方がおいしいカモ
私は毎回このシンプルな方法で焼いていますが、それでも十分おいしいです。でも、本当なら、もっと下ごしらえに手をかけて、ソースにマリネしたりする方がいいみたいですね。
そういうレシピも出ていますが、面倒くさがりの私はいつもこれです。
今回は塩の代わりに塩麹を使ってみたので、ちょっと味付けがやさしすぎたかなと思います。塩麹を使うときにはもっとたっぷり使うべきでしたね。
ローストダックはソースアレンジもいろいろできますので、みなさんの好みの味で挑戦してみてください。
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