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コンポストに入れてもいいものと入れてはいけないもの、見分け方

栄養、食事 コンポスト

コンポストは、だれでも簡単にできる、有機堆肥を作る方法です。基本的には台所からの生ごみで作りますが、中にはさまざまな理由でコンポストに向かないものもあります。

コンポストにできるモノとできないモノについて、このサイトでは具体的に紹介していますが、この記事ではその見分け方と選び方について、ざっくりと説明します。

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コンポストに入れてもいいものとは?

栄養、食事

基本的には、天然素材のものはすべてコンポストに加えることができます。例えば…

  • 野菜や果物の皮や種
  • 茶葉やコーヒー豆の残りカス
  • タマゴの殻
  • ダンボール紙
  • 落ち葉や枯れた花・植物
  • ペットや人の髪の毛、爪

ただし、中にはコンポストとして微妙なものがあります。

枯れてしまった植物や切り花は堆肥化することが可能ですが、コンポストの中で発芽する可能性があります。雑草など、菜園に望ましくない植物は、コンポストに加えない方が賢明でしょう。

野菜や果物の皮や種子は、堆肥化することができます。ただし、固い皮や大きな種子は、完全に堆肥化するまでに時間がかかります。もし、ベランダで生ごみコンポストを行いたいとき、それらは1週間では堆肥化できにくいので、取り除くほうがいいかもしれませんね。

コンポストに入れてはいけないもの

化学合成物質を含むものは、コンポストに加えるべきではありません。たとえば、

  • 金属
  • プラスチック
  • 化学薬品や洗剤
  • 工業油

金属やプラスチックなどは、土に返るまでに膨大な時間を要することはご存知かと思います。これらのアイテムはコンポストできません。何らかの方法でリサイクルすることを検討してみてください。

化学薬品や洗剤は、コンポストによってつくられる土のPhバランスをくずしたり、発酵に必要な微生物やミミズの働きを止めてしまう可能性があります。ですので、これらのアイテムはコンポストに入れない方がよいでしょう。

その他のものでコンポストできるかできないかは、どのような環境でコンポスト作りを行うかによっても異なってきます。

コンポストに微妙なアイテム

  • 肉、魚、乳製品
  • 食用油

肉や魚、乳製品は、堆肥化することができますが、これをコンポストとして加えることで、ネズミなどの動物を引き寄せることになりかねません。ですので、このブログでは、コンポストにあまり望ましくないアイテムとして扱っています。

食用油は微妙なアイテムです。多すぎなければ、入れることによりかえって微生物の働きを促進する効果が期待できるようです。しかし大量に入れてしまうと、堆肥化には水分が必要ですが、油の防水作用により、その堆肥化を妨げてしまうリスクがあります。

もし少量の植物油がコンポストに混じってしまったとしても、それほど神経質になる必要はありませんが、あまり量が増えすぎるとネズミなどを引き寄せる原因になることも留意しておくべきでしょう。

コンポストできるものとできないものは環境次第

以上のように、金属やプラスチックなどはコンポストできないことであまり議論はないと思います。ただ、動物性食品や植物油脂など、コンポストするのに微妙なアイテムについては、その人のコンポスト作りの環境次第で判断することになるでしょう。

たとえば、カナダ、モントリオール市では2019年より全市内でコンポスト用のゴミ回収が行われています。市のサイトにコンポストとして受け入れられるものと受け入れられないものとのリストがありますが、これはまさにコンポストできるものの最大限のアイテムといってよいと思います。

コンポストとして回収できるものとできないもの一覧(モントリオール市指定)
コンポストとして受け入れられるもの受け入れられないもの
生、調理、または腐敗した食品・液体(スープ、牛乳、ジュース、コーヒーなど)
・果物や野菜・おむつおよび衛生用品
・肉や家禽(骨の有無にかかわらず)・布、木材、コルク、ワックス、熱い灰、タバコの吸殻
・魚とその骨、魚介類や貝・チューインガム
・パスタ、パン、シリアル、ケーキ、米などの穀物製品・動物のごみや排泄物
・卵と卵の殻
・固形乳製品(チーズ、バター、ヨーグルト)
・コーヒーかす、紙フィルター、紅茶、ティーバッグリサイクル可能な材料
・ナッツとその殻(紙、段ボール、ガラス、プラスチック、金属)
・クッキー、スイーツ、デザート
・ペットフードその他の素材
・スパイス、ハーブ・建設・リノベーション資材
使用後の紙と段ボール・塗料と有害な家庭廃棄物
・ティッシュ、ペーパータオル・ポリスチレンとプラスチックラッピング
・紙のテーブルクロスと紙皿・土、岩、砂
・ピザやフライドチキンの箱・クリスタル、陶磁器
・フルーツが入っていた段ボール箱(取っ手は除外)・非植物油脂
グリーン廃棄物・電池、生物医学廃棄物
・枯れ葉、芝生、木材チップ
・庭と菜園の廃棄物、植物
・長さ1メートル、直径5cmの下でのコニファーの枝

Food waste:Materials Accepted and Refused(Western zone)より抜粋して翻訳したもの

モントリオール市がコンポスト用ゴミとして回収できるものとできないものを示しています。リサイクル可能な材料が不可となっているのは、リサイクルゴミを別途回収するためです。

 

おそらく、ネズミや猫などの小動物などを完全にシャットアウトした状態でコンポスト作りを行っているのだろうと想像します。発酵促進剤なども使っているのかもしれませんね。

しっかりした環境さえ整えば、これだけのものが堆肥化できるということになります。参考になりますね。

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