今日明け方5時に目が覚めて、トイレに行こうとした私。我が家のトイレは2階にあるので、いつもは夜の間、階段の踊り場には小さなライトをつけています。ところが、今日はそのライトが付いていなくて真っ暗な状態でした。
何も見えないので、スマホの明かりを頼りにトイレまで行き、照明をつけようとして気が付いたんです。「電気がない!」
停電でも薪ストーブだから大丈夫
このエリアは、数週間前に雪嵐があり、その際に2日間停電してしまったことがあります。たまたまその時は、私たちは旅行で海外にいました。
しかし、昨日の夜は嵐も何も、静かな夜で、どうして今停電しているのが腑に落ちません。
そうはいっても、ないものはないので、とりあえずストーブに薪をくべて部屋の温度を上げておくことにしました。
カナダの冬はマイナス30度を下回ることもあり、このときの外気温度はマイナス15度。我が家は薪ストーブなので、とりあえず寒くても死ぬようなことはありません(笑)。
でも、水がない…
ただ、水は井戸からポンプで地下水をくみ上げます。このポンプは電気で動くので、停電すると水がないということに…。
とりあえず、電気があった時点でくみ上げられていた水はタンクの中にたまっていますが、いつ電気が復帰するか分からないので、うかうかトイレの水も流せません。
ちなみに、冬場この家にいないときは、電気暖房を弱めにつけたままにしておきます。そうしないと、水道管が凍って破裂してしまうので。
7時、外が明るくなってきた
電気がないので、インターネットもなく、緊急用のラジオをかけて気を紛らわしたりしながら過ごしていると、7時になりだんだんと空が明るくなってきました。そして、2階から外を見てみると、一面の銀世界。
夜の間にしんしんと雪が積もっていたんですね。ため息がでるくらい美しい景色です。
ここはケベック州になるので、電気関係はハイドロケベックという会社の管轄になります。カナダは水資源がたっぷりあるので、水力発電が盛んで、電気代は安いです。しかし、停電は困ります。
電話してみると、担当者がいうには、このエリアは現在230世帯が停電しているとのこと。復旧作業中で、7時半ごろには復旧できる見通しだという回答でした。
朝食はどうする?
電気はなくても、薪ストーブのおかげで室内はぽかぽか。ちょっと小腹が空いたし、暇なので早めの朝ごはんにしようかなということになりました。
キッチンのコンロはガスなので問題なく使用できますが、トースターは使えません。なので、フライパンでフレンチトーストを作ることに。
ガスでお湯は沸かせるので、コーヒーを飲もうかなと思ったら、コーヒー豆を挽く機械が動かない…。マニュアルで、すりばちで砕くか?と思ったけど、面倒なので、インスタントコーヒーで我慢することにんしました。
7時50分に復旧!やっぱり電気はありがたい
朝食も食べて、どうする?ひまだね、とやっているうちに、電気が戻ってきました!
ハイドロケベックは7時半といったけど、実際には7時50分。インターネットも使えるし、やっぱり電気はありがたいですよね。