カナダといえば、メープルシロップを思い浮かべる人が多いと思います。メープルの樹は、街のあちこちに生えていますが、メープルにもいろいろな種類があります。
斑入りのメープル
メープルシロップは特にケベック州とその周辺が産地らしく、モントリオールの街中にはあちこちにメープルが街路樹として植えられています。ここ、モントリオール植物園にもたくさんの種類のメープルの樹があります。
今日は植物園で、珍しい斑入りのメープルの樹を見つけました。秋になって紅葉が色づくとどんな感じになるのか楽しみです。
ノルウェーメープル
名前の表示は、「ノルウェーメープル」となっています。しかし、調べてみるとこのノルウェーメープル、なかなか手入れをするのに手間がかかる木のようです。
なぜかというと、ノルウェーメープルの特徴は、黄緑色の中央部分をクリーム色がふちどる、美しい斑入りの葉です。しかし、数年放っておくと、斑入りの葉は、緑色の葉にとってかわられてしまうらしいのです。せっかく美しい斑入りのメープルもただの緑色の葉のメープルになっしまうのです。
これを防ぐには、斑の入っていない葉が出てくる度に、それを枝ごと剪定していくしかないのだとか。ですから、ここまでノルウェーメープルの斑入りの葉をキープしたまま、大きくするには、相当の手間がかかっていたはずです。さすが、モントリオール植物園。
モントリオール植物園の詳しい情報はホームページから確認してくださいね。
モントリオール植物園