我が家ではエビをよく食べますが、あるときふと思ったのが「エビの殻はコンポストできるのかな?」という疑問です。
牡蠣の殻は以前、コンポストできると聞いてコンポストに入れてみたんですが、これは全然分解されないんですよね~笑。でも、エビ殻なら薄くてやわらかいし、より早く堆肥化してくれそうに見えます。
そこで、実際に自分で試してみることにしました。エビの殻をコンポストに入れるとちゃんと分解されるのか、さっそくやってみました。
エビの殻は園芸土壌によいのか
そもそも、エビの殻は園芸土壌によい効果をもたらしてくれるのでしょうか。
調べてみると、エビなどの甲殻類の殻は窒素(N)とリン酸(P)を付加してくれるそうです。エビ殻をそのまま細かく粉砕して土に混ぜ込むという人もいるようです。
園芸土壌に必要な三大栄養素
窒素(N) | 葉肥え:茎や葉を大きく成長させる。光合成に必要な葉緑素やたんぱく質の生成に必要な栄養素 |
リン酸(P) | 実肥え/花肥え:実や花を育成するのに重要な働きをもつ。 |
カリウム(K) | 根肥え:根の成長を促進させる栄養素。光合成からデンプンを作る際に欠かせない。 |
さらに、エビ殻にはキチンという成分が含まれていて、これをさらに発酵させると、植物肥料の成長促進剤やドラッグデリバリーシステム(薬を効果的に必要な部位に届ける投薬システム)として使用できるキトサンという物質が生成されるらしいのです。
植物の成長促進剤!そのまんまですね。これはぜひとも利用したいものです。
エビ殻をコンポストに入れてみる
あまり美しくない画像ですが、このようにエビの殻をその他の生ゴミと合わせてコンポストに入れてみることにしました。
数週間後の様子が確認できるように、我が家のガレージでやっている簡略的な生ゴミコンポストに加えてみます。
これも美しくない写真でスミマセン。
このようにコンテナーの中に、他の食品ゴミと合わせていれてみます。
エビ殻などの動物性のものは、ネズミや猫などの小動物を寄せ付ける心配がありますが、これもガレージ内で行うということで、小動物の横やりが入る確率はかなり低いかと思われます。
このようにガーデニングに使った古い土や森で採取した腐葉土を合わせて上から土をかぶせます。
上からは見えなくなるように土で覆って完了です。この状態でまずは一週間待つことにしましょう。一週間後にかき混ぜて、分解具合を確認するつもりです。
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