夏の太陽をたっぷり浴びて、真っ赤に色づくトマト。
夏野菜の代表格でもあるトマトは、美容に良し・健康に良し!
美味しいトマトの魅力や育て方をお伝えします。
トマトって○○科なんです!
真っ赤でジューシーなトマト、何科かご存知ですか?
なんとトマトはナス科なんです。ナス属からトマト属に分類され、以前はトマト属として扱われていましたが、90年代に入ってからの研究でナス科に戻されました。日本語では赤茄子とも呼ばれることもあります。
日本では120種類以上もの品種登録がされており、様々なトマトがスーパーなどに出回っています。この品種の豊富さは野菜の中でも多いんだそう。
栄養たっぷり、夏野菜の定番、トマトってすごい!
品種によって多少の差はありますが、リコピンやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。
リコピンは今話題の抗酸化作用がビタミンEの100倍も強く、活性酸素を取り除いてくれます。さらに、美肌効果やがん予防、ダイエット効果まであるというのですから驚きですね。リコピンはトマトよりもミニトマトに多く含まれます。油と摂ることで効率良く吸収できるので、サラダやスープに加えると効果的です。
カリウムは不足すると細胞内の脱水症状にもつながるので、熱中症対策にも役立ちます。夏のおやつに、ミニトマトを串に刺して浅漬けにしたものをキーンと冷やして食べてもいいですね。塩分・カリウムを補給できますよ。
初心者さんはミニトマトで家庭菜園デビュー!
トマトの栽培は意外に手間も掛かり、瑞々しく甘いトマトを育てるのにちょっぴりコツが必要です。
ミニトマトなら簡単に美味しく、しかも上手く育てれば一株から100個ほど収穫できることも!お子さんと一緒に育つ過程を楽しんでもいいですね。5月頃になるとホームセンターなどに苗が出回ります。暖かい環境が整うなら3月中旬にポットに種まきしておいてもOK。
水はけ・通気性の良い環境にし、支柱を立てて配合肥料を与えながら育てます。ヘタ付近まで色づき、ガクが反ったら収穫時です。大玉トマトなどは特に鳥に食べられやすいので鳥よけネットを張っておくのもオススメですよ。
ジューシーで食欲がない時もさっぱり食べられるトマトは、これからの季節に大活躍!ぜひ献立に活かしてくださいね。