仕事をしていても、勉強をしていても、いつも注意力散漫で何事にも集中できない人っていますよね。一方で、いったん仕事に取り掛かると、見事な集中力であっというまに業務を完了してしまうような人もいます。
集中力がある人とない人というのは、一体何が違うのでしょうか?
人が集中できるのはたったの3分!
人が最高レベルで集中していられるのはわずか3分だといいます。そして、その集中力はいったん切れてしまうと回復するのに、最低でも30分はかかるのだとか。
どうやら、人はもともと集中できない生き物らしいですね。
でも、実際に何かに没頭している時間が3分以上続くことはありますし、異常な集中力でビジネスでも勉学でも成功を納める人というのは存在します。
集中出来る人と、出来ない人の違いを見つけるために、まずは集中力がない人の共通点を見てみましょう。
集中力がない人の共通点
- デスク回りや部屋が整理整頓されていない
- 妄想癖、空想癖がある
- 姿勢が悪い
- 自分に自信がない
- 計画するのが苦手、または一度立てた計画を変更するのが下手
- 生活が不規則
では、ひとつひとつ解説しながら、何を改善すれば集中力が出るのか解決策を探してみましょう。
1.デスク回りや部屋が整理整頓されていない
集中力がない人に限って、デスク回りや部屋の中が散らかっています。集中力のある人は、作業中に邪魔になったり気が散るような原因になるものをデスク回りに置いておきません。
自分の部屋や、デスクが散らかっている人は、それを整頓するだけでも、集中力がアップしますので試してみてください。
2.妄想癖、空想癖がある
集中力がない人は、作業中につい余計なことを考えてしまいます。仕事をしながら「今日は何を食べようか」とか、シュートを打ちながら夜見たいドラマのことを考えたりとか・・・。
妄想癖や空想癖がある人は、自分に暗示をかけることで集中力を訓練することができます。「〇時〇分までにこの仕事を終わらせるぞ」という具合に、時間を限って自分にプレッシャーをかけるのも良い方法です。
3.姿勢が悪い
姿勢が悪い人は、腰や背中に余計な負担をかけるので、腰痛や肩こりに悩まされがちです。「痛み」は、集中力を邪魔するので、このような人は作業に集中するのが苦手になります。
普段から、正しい姿勢を維持するように意識してみましょう。入浴して体温を上げたり、適度にストレッチするなどして、血行を良くすることも効果的です。
4.自分に自信がない
集中力がない人には、自分に自信が持てないという人が多いようです。
自分に自信がない人は、作業をしていても自分のやり方に自信がもてません。そのため、注意力散漫になりがちです。
いったん、「これをやろう」と決めたら、自分の力を信じて、「自分ならやれる!」と思いこむことも大切です。「自分ならできる」という思いがあれば、作業に集中しやすくなり、作業効率も上がります。
5.計画するのが苦手、一度立てた計画を変更するのが下手
集中力がない人には、計画を立てるのが下手な人が多いです。計画が立てられない人は、目的意識が低いため、作業完了に向かって頑張ることができません。
逆に、大きすぎる目標を立ててしまう人も、途中で達成不可能だと思った時に計画を修正出来ればよいのですが、それが下手な人は、結局集中力が切れてしまいます。
6.生活が不規則
集中力がない人は、睡眠や食事などの生活パターンが不規則な人が多いです。
特に睡眠は、集中力を高めるためには、とても重要です。誰でも睡眠不足のときには集中力に欠けるものです。人によって、必要な最低睡眠時間は異なりますが、自分の睡眠時間を把握して、できるだけ毎日同じ時間に就寝するようにします。
また、食事も規則正しく取ることが重要です。集中しなくてはならないときに空腹だと、集中できませんよね。それに、脳が作業に集中するためには、ある程度の「糖分」が必要です。
集中力がない人に限って、睡眠や食事をおろそかにしがちです。実際は、規則正しい生活が、結果的に集中力を高めてくれるのです。
集中力は鍛えることができる
「集中力がある・ない」は遺伝ではありません。ちょっとした工夫と、トレーニングで集中力を鍛えることができます。
また、作業に緩急をつけることも大切です。集中する時は、一気に集中して、定期的に休憩を取るようにしましょう。適度な休憩をはさむことで、そのあとの作業効率はアップするものです。