モントリオール植物園(フランス語表記:Jardin botanique de Montréal)はカナダ、モントリオールにある植物園です。75ヘクタールという広大な敷地に温室、異なる植生に分けられた30テーマの庭園と大きな森林園が設置されており、その規模は世界で2番目だそうです。
中には、日本庭園、中華庭園など、さまざまな様式のガーデンが展示されており、特に中国庭園は中国様式の庭園として中国国外で最大の規模です。毎年、中秋の名月が近くなると、この中国庭園ではランタンが展示され、夕方以降も賑わいを見せます。
今回は、このモントリオール植物園の見所について紹介します。
モントリオール植物園の概要
モントリオール植物園は、フランス語名称Jardin botanique de Montréalで、モントリオール・オリンピック・スタジアムの西に位置しています。
植物学者のコンラッド・ケルアックにより1931年に設立されたもので、ドイツ系アメリカ庭園デザイナー、ヘンリー・トイシャー(Henry Teuscher)によってデザインされました。
Montreal Botanical Garden (英語)
モントリオール植物園の入場料と敷地
モントリオール植物園の見所
モントリオール植物園は敷地が広く見所も多いので、2~3時間を所要時間の目安としておきましょう。エントランスは、チケット売り場に向かって右手と左手の2か所にあります。右手の方から入場すると、まず広大なバラ園があります。
バラ庭園
多様な品種のバラを配置しているバラ園です。色や形、大きさなど、さまざまな種類が季節ごとに咲き乱れ、春から秋にかけて常にどれかの種類のバラが咲いている状態です。特に見ごろになるのは5月でしょうか。そのほかの季節でも、バラが咲き乱れる光景は圧巻です。
日本庭園
1988年に作られた日本庭園です。数寄屋作りの日本家屋があり、茶会や生け花や居合い道などの行事や日本にまつわる展示が行われています。中には盆栽のコーナーもあります。
中国庭園
伝統的な中国様式の庭園としては、中国国外最大の規模を誇ります。2018年に新たにリニューアルしました。毎年秋になると、ランタン祭り(Gardens of Light)が開催されます。
イベントエリア
植物園の中にはイベントエリアもあり、毎年様々な催しが行われています。自然との共生をテーマに展示が行われており、見るだけでなく体験型のイベントを行っていることもあります。子供さんと一緒に訪れても楽しいエリアでしょう。
有毒植物庭園や野菜庭園も
その他、カナダ自生の植物を展示したエリアや、有毒植物庭園、野菜庭園もあります。植物や造園に興味がある人は一日中歩き回っても飽きないでしょう。レストランや土産物ショップもありますよ。
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