私は海外移住者ですが、今回日本の格安SIMを購入しました。なぜ、私が海外の携帯電話会社と契約せず、日本の格安SIMを購入することにしたのか、その購入方法も含めて紹介します。
日本の格安SIMは本当に安い!
日本でも最近注目を浴びている「格安SIM」。何と言っても価格が安いのが魅力的です。私は、今回の一時帰国で実際に格安SIMを購入したわけですが、毎月の支払は1,234円(税込み)で済むようになります。
ただし、もちろん日本の電話番号となりますので、海外で電話(音声通話)を使用するときには国際電話になります。ですから、海外にいても頻繁に携帯で音声通話をする人にはおすすめできません。
私が日本の格安SIMを購入した理由
私がなぜ日本の格安SIMを購入したのか、その理由はいつくかあります。
1.スマホがもともとシムフリーだった
まず、私のスマホ(IPhone)は、海外で購入したものです。もともと海外に住んでいたので、そこでスマホを購入し携帯電話契約を結びました。国によっても異なるかもしれませんが、多くの場合海外で購入したスマホは「シムフリー」になっています。つまり、SIMカードを入れ替えるのが、もともと自由なんです。
日本で購入したスマホは、一部シムロックがかかっているので(日本でシムフリーのスマホが販売されるようになったのはごく最近です)、自分のスマホにロックがかかっているか確認する必要があります。
2.音声通話をほとんど使用していなかった
プロフィールにも書いていますが、私はカナダに住む前は香港に住んでおりました。そのため、持っていたスマホは香港の電話契約が残っていたものだったんです。
つまり、カナダで音声通話を利用すると、国際電話になってしまうんですね。
そのため、音声通話はほとんど利用していませんでした。Wifiにつなぐことができれば、インターネット通話が使えますので、連絡を取り合うのにそれほど不便を感じていなかったんです。
3.日本の格安SIM契約が一番安い
ところが、香港での電話契約は、日本円換算で6,000円以上はかかっていましたし、カナダで新しい契約に加入しようとしても同じくらいの金額がかかるといわれました。
しかも、私は音声通話を使うことがほとんどなく、Wifiに接続できればそれで十分だったんです。ただし、SMS機能は必要でした。テキストでメッセージを送る機能が必要だったために、電話契約なし(=電話番号なし)では都合が悪かったんです。
そして、見つけたのが日本の格安SIM。音声通話が必要なければ、データ通信(日本国内のみ有効)契約で、月々500円で使用できるというじゃないですか!
日本の格安SIMを購入しました
そうして、日本の格安SIMを購入しちゃいました。ただし、海外生活者がこれを購入するには、少し気をつけておきたいこともあります。なお、私が購入したSIMはDMMモバイルです。他の会社で申し込む際には、若干違いがあるかもしれません。
1.日本国内にいるときに申し込むこと
日本への一時帰国を予定しているときに、前もって海外から日本の実家へ配送してもらおうとしました。しかし、海外からのアクセスでは受付してくれないようで、このときの申し込みは拒否されてしまいました。
2.クレジットカード決済が必要
日本にある銀行のデビットカードでは契約できませんでした。クレジットカードの登録が必要になります。クレジットカードは、海外発行のものでも問題ないようです。
3.シムカードの交換は自力でやる
シムカードが届いたら、基本、自分で交換する必要があります。私はネット注文だったので、自分で交換しました。ショップなどのブースでは、店員さんが行ってくれるかもしれません。
私のスマホはIPhoneなので、本体の側面にシムカードを入れる場所があります。このシムカード挿入口を開けるためには特殊な器具があります。ない場合は、ペーパークリップや画鋲のハリで穴を強く押すだけでも開けることができます。
日本の格安SIMでできることとできないこと
日本の格安SIMの契約には、大きく分けて、音声通話付きとデータ通信のみの契約があります。データ通信は日本国内のみで使えるものですので、海外で使用するならデータ通信のみの契約は意味がないと思います。
音声通話付きの契約でも、データ通信の容量によって月額料金が異なります。ちなみに、私の月額1,234円というのは、データ通信1GBで音声通話付きでは最も安いプランです。
日本国内で格安SIMを持つ意味
日本国内にいるときには、音声通話とデータ通信、Wifi接続、SMS送受信ができます。ただし、音声通話は「使い放題」ではなく、通話料も割高です。そのため、私はほとんど使いません。
データ通信はとても便利です。日本のフリーWifi設備はずいぶん改善されましたが、やはり海外に比べると遅れていて、不便なんですよね。その点、データ通信ができるので、ネットが使える範囲がかなり広がります。
やすいプランだからと言って、ネットが接続しにくいということも特に感じません。
海外で格安SIMを持つ意味
一方、海外にいるときには、データ通信は使用できません。プランによっては国際電話ができるものもありますが、当然料金は高くなります。
Wifi接続すればネットは使えますので、私はインターネット電話ですませます。また、SMS送受信は可能で、料金も許容範囲だと思います。
海外で音声通話を使用しない人にはおすすめ
先ほども言いましたが、海外で音声通話が必要な人には、あまりメリットはありません。私は、音声通話がいらなくてSMS送受信ができれば十分なので、購入した次第です。
私のように、海外にいて電話としてスマホを使用していない人には、おすすめの方法です。ただし、日本に一時帰国するタイミングで購入してくださいね。