田舎の家に引っ越して以来、オーブンが壊れてしまっているのでオーブンなしでやりくりしています。
グラタンとか、ラザニアとか、本来オーブンで焼くものもすべてフライパン(我が家はスキレット)で作っています。
数回やってみて、なんとなくコツがつかめてきたので、読者のみなさんとシェアしておこうかなと思いました。
グラタンもラザニアもフライパンで焼けます
「グラタン フライパン」とかで検索すると、「フライパン一つでできるグラタンのレシピ」なんて情報が出てきます。でもよく読んでみると、ホワイトソースをフライパン一つで作って、そのあとは耐熱容器に入れてオーブンへ…、なんてレシピがほとんどなんですよね。じゃあ、フライパン一つじゃないじゃん! なんて思うのは私だけでしょうか。。。
今回、ここで話題にしているのは、本来オーブンで料理するグラタンやラザニアをフライパンで焼く方法です。
ギリシャ料理の「ムサカ」は別記事としてレシピを掲載していますが、
これも本来はオーブンで焼く料理です。
オーブンなしの生活になってから(オーブントースターはあります)、ラザニアやグラタンなど、いろいろフライパンで焼いてみました。何回も焼くうちに、なんとなくコツみたいなものが分かってきたので、まとめておきます。
グラタンやラザニアをフライパン(スキレット)で焼くときのコツ
グラタンやラザニアは、基本トマトソースやホワイトソースですよね。そういったソースを使ってフライパンで焼くときのコツを紹介します。コツさえ覚えておけば、応用が効くはずなので、自分の覚書としても書いておくことにしました。
1.具材、ソースはあらかじめ火を通しておく
まあ、これはフツーにオーブンで焼くときも同じだったりしますが、フライパンで焼く場合、オーブンに比べると火力が弱くなる傾向にあり、さらに下方向からの加熱しかできません。
そのため、上にトッピングするチーズ以外の具材やソースは、あらかじめちゃんと火を通しておくことがポイントだと思います。そうすれば、火が通っているかどうかの心配もいらなくなります。
2.トマトソース→ホワイトソースの順に広げる
ラザニアのようにトマトソースとホワイトソースを両方使う場合の、フライパンに広げていく順番です。
これは、他の方のレシピを見ても、みなさんトマトソースを先に(一番底に)広げるようになっているので、その方がよいのだと思います。
3.蓋をして弱火で加熱する
具材とソース、その上にチーズなどのトッピングをして、いざ加熱!という段階になったら、蓋をして弱火で加熱するのがおすすめです。具材にはすでに火が通っているはずですので、じっくり全体を蒸し焼き状態にして温めるという感じです。
全体が温まって、上のチーズが溶けてきたら、そろそろ完成です。
4.チーズをバーナーで焦がす、あるいはローストしたパン粉を散らす
キッチン用のバーナーがある方は、最後にチーズをバーナーで焦がすと、グラタンやラザニアっぽくなります。
そうしなくても、焦げたチーズ感を出すには、あらかじめローストしておいたパン粉を散らして料理するということ。これは、けっこういい方法です。パン粉にチーズが絡んで、焦げたチーズ感を演出してくれます。
パン粉をローストする方法は、一番最初にフライパンでパン粉をフライパンで乾煎りするというシンプルなやり方で十分です。
5.鉄製のフライパンは料理後のお手入れもしっかり
特にトマトソースを使用した場合、スキレットなど鉄製のフライパンでは、表面の油膜が失われてしまうことがあります。
グラタンやラザニアをフライパンで焼いたあとは、きちんとお手入れしておかないと、次回使用したときの焦げ付きの原因になります。トマトソースのような酸性の素材を使ったときはとくに注意が必要でしょう。
スキレットなど、鉄製のフライパンのお手入れ方法は以下の通り。
- 調理後、きれいに洗う
- 完全に乾かす
- 油を薄く塗っておく(フライパンが温かい状態で行うのがおすすめ)
グラタンやラザニアのフライパン焼きはそのままテーブルへ
オーブンがないことから始めたグラタンやラザニアのフライパン焼きですが、焼いたあとそのままテーブルにドンと提供できるのはオーブン料理と同じことです。
スキレットなら、そのまま出してもけっこうおしゃれ感があって、おもてなし料理としても便利です。冷めにくいのもメリットの一つですね。
オーブンがないからといってあきらめていた人も、ぜひ試してみてください!
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