ポルトガル料理によく使われる、パブリカペースト(マッサ・デ・ピメントMassa de Pimentão)を作りました。
その作り方と使い方などを書いておきます。
パブリカペースト(マッサ・デ・ピメントMassa de Pimentão)の作り方
ポルトガル料理の調味料としてよく使われるのが、パブリカペースト(マッサ・デ・ピメントMassa de Pimentão)です。
夏になると美味しいパプリカは、そのまま料理に使うだけでなくペーストにすることで調味料として大活躍してくれます。煮込み料理や肉や魚介のソテーなどに加えるだけでぐっと旨味がでてくるので、ぜひとも冷蔵庫に常備しておきたいアイテムです。
赤パプリカを使うことが多いようですが、今回は赤パプリカと黄パプリカで作ってみました。
作り方はとても簡単!
- パプリカを洗ってざっくりと切り刻んでおく
- 中サイズのパプリカ1個に対して大さじ二杯の塩を加える
- パプリカに塩がまんべんなく行き渡るように混ぜて、冷蔵庫で二日寝かせる
- 水が出てくるので、パプリカの固形だけを取り出しミキサーで攪拌する
- 煮沸消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存する
塩をまぶして二日置くと、パプリカの中の水分が出てきます。この水分は使わず、パプリカだけをミキサーにかけますが、パプリカについている水分はそのままミキサーに入れて問題ありません。
フードプロセッサーでもできますが、私はミキサーを使うので少量の水分があったほうがミキサーが回りやすいんですよね。
中くらいのサイズのパプリカ2個で、だいたい220mlくらいの出来上がり量になりました。
冷蔵庫で保存して、カビが生えたりしなければ数か月持つと思います。私も現在三カ月前に作ったパプリカペーストが冷蔵庫にありますが、ぜんぜん傷んでいません。
上の方法以外に、オーブンなどでこんがりローストして水分を飛ばすというやり方もあるみたいです。私の場合は、塩漬けにして二日寝かせる方法に落ち着きました。
パブリカペースト(マッサ・デ・ピメントMassa de Pimentão)の使い方
パプリカペーストの使い方は本当にたくさんありますが、たとえば
- 鶏肉や豚肉のマリネ液として(好みでニンニクやハーブを加えてもGood!)
- エビや魚にマリネしてソテーする
- 煮込み料理の隠し味として
このような使い道があります。
煮込み料理に使う場合、ペースト自体の塩味が強いので、その他の塩分は調整してください。
トマトソースとも相性抜群です! 我が家では先日、パプリカペーストでマリネした鶏肉を白菜といっしょにトマトソースで煮込み、トマト鍋にしました。パプリカペースト以外に特別な素材を加えなくても深い味がでるので、おすすめです。
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