新型コロナウイルスの蔓延防止のため、私の住む街でもロックダウンの真っ最中です。食料品はオンラインで購入していますが、注文しても品切れで届かないものの一つがドライイーストです。
家にもイーストがなくなってしまったので、パンが作れない…
とそこで、思い切ってサワードウ作りに挑戦してみることにしました。
ドライイーストが手に入らない
私が住んでいるモントリオールでは、2020年3月中旬ごろから、実質ロックダウン中です。
そうでなくても、私たち夫婦はちょうどそのころ同じ日に海外から帰国したところで、14日の自己隔離をしなくてはいけなくなりました。
それで、困ったのが食料品の確保です。
二人暮らしなのに、二人とも自己隔離ですから、買い物に出ることができません。そこで、試してみたのがオンラインショッピングでの食材調達です。
非常時になるとみんな考えることは同じで、小麦粉や米などの備蓄できるもの、それになぜかトイレットペーパーやティッシュペーパーなどのアイテムが品切れ中ということが多く、注文しても届きませんでした。
それに加えて意外だったのが、ドライイーストが届かなかったことです。みんな、自宅待機でパン作りを始める人が増えているのでしょうか。
とにかく、ドライイーストは我が家のストックでもちょうど切らしていたんですよね。それで、ドライイーストが来ないことにはパンが作れない…。いや、その前に小麦粉も来ないんですけどー、というような状況でした。
サワードウ元種作りに挑戦してみる
それで、イーストに代わるものはないかと考えたのです。ちなみに、同じ時期に注文したベーキングパウダーは来ました。だから、ベーキングパウダーでパンつくりはできます。
サワードウはちょっとすっぱいパンです。天然酵母を使って作ります。
その元になるのが小麦粉と水で作る元種で、ブレッドスターターとも呼ばれています。
サワードウの元種じゃなくても、リンゴやレーズンを使った天然酵母作りも可能です。むしろ、そっちの方が初心者向けと紹介されています。
でも実は以前、私もリンゴ酵母作りに挑戦したことはありまして。上手くいかなかったんですよね。多分温度が足らなかったんだと思います。
それで、今回再挑戦!ということで、リンゴ酵母も仕込んでいるんですが、やはり温度が低すぎるのか、発酵に成功しているという段階には至っていません(現在も進行中)。
それで、いっそのことサワードウ元種に挑戦してみようということになったのです。
サワードウ元種の作り方
サワードウ元種は、小麦粉(中力粉を使っています)と水だけでできるようです。
100mlの中力粉(オールパーパスフラワー)と、同量か少し少なめの水を密閉できる容器に入れて(大きめの容器が良い)よく混ぜます。
完全に蓋をしないようにします。少し隙間を空けるか、空気が通るようにガーゼなどで蓋をするか…。
その状態で、室温においておきます。発酵には最低でも20度くらい必要なのではないかと思われます。低温でも発酵しないことはありませんが、その分時間がかかると思っておくとよいでしょう。
毎日1回、大さじ2杯分くらいの中力粉(オールパーパスフラワー)と同量の水を加えて、そのたびによく混ぜます。私は、毎朝この作業を行い、夕方に様子を見て、再度かき混ぜるようにしてます。
難しいと思っていたら…
このサワードウ元種作りは、失敗することも多いと聞いていたので、「上手くできたらラッキー」くらいに思っていました。正直、あまり期待していかなったんですよね。
でも、3日目の朝、容器を見たら、なにやらモコモコとパン生地が発酵しているときのようなモノができている!しかも、パンっぽい匂いもする!
たまたまこの日は、2回目のオンライン食品ショッピングで注文したものが届く日でした。それでその前日、夫とこんな会話をしたんですよね。
「明日、小麦粉が来なかったら、あのサワードウ元種は捨てるわ。だって、イーストができても小麦粉がなければ意味がないでしょ。それに、これ以上小麦を無駄使いしたくないし」
サワードウ元種はこの会話を聞いていたのでしょうか。捨てられると思って、慌ててアクティブになったのかも…なんてね。
とにかく、驚いたことになんとなくいい方向に向かっているように見える、私のサワードウ元種。翌日、めでたく10㎏の小麦粉包が配達されました。これで、パンつくりもできそうです。というか、ちなみにドライイーストも今回の配達ではちゃんと届きました。
サワードウ元種発酵中…
そんなわけで、現在もまだ元種を培養中です。
これが本当にうまくできたら、これを使ってパンを焼こうと思っています。つづきはまた後日。。。
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